頑張らないで楽してキレイにできるお掃除術
掃除を始める前に「今までの掃除方法を見直してみる」
掃除の仕方は、学校の授業のように教わるものではありませんよね。もちろん、身近な人に少し、教わるとしても、経験を通じてだんだんと身につくといえまるでしょう。「ホコリをはく」「掃除機をかける」など、掃除は普段何となくやっているけれど、より効率的な方法までは追求されていないのではないでしょうか。今までよりもっとキレイに、簡単に掃除をするめのヒントがあるのなら、参考にしない手はありません。
用意する洗剤はたった4種類でOK
- Point 1
スーパーやホームセンターなどには、さまざまな洗剤が所狭しと並んでいますが、洗浄力や使用場所ごとにすべて揃える必要はありません。中性洗剤、アルカリ性洗剤、塩素系洗剤、そしてクレンザー。この4つがあればほとんどまかなえます。
一度にやろうとせずに少しずつキレイに!ゴシゴシやらんくても大半の汚れは落ちる
- Point 2
家の中の全ての場所をキレイにしようと思ったら、とても大変です。1回の掃除範囲はある程度狭く絞りこみましょう。また、しつこい汚れに長い時間をかえるより、何回かにわけて汚れを落としたほうが家全体を効率的よく掃除できます。今日はここまで、決めて頑張りすぎないこと!また、しつこい汚れをゴシゴシ、ゴシゴシとこすって落とす・・・。そんな面倒なことをしなくても、汚れは落とせます、スポンジとブラシの使い分けや、洗剤の力をきちんと生かすことなどで、簡単に落とせる汚れは意外に多いのです。
目に付くところに掃除道具を置き、軽いホコリの段階で掃除機がけをする
- Point 3
掃除機をかけるといってもいろいろな方法があります。ホコリがフワッと軽くつき、まだしつこい汚れになってない状態で、掃除機で吸い取ってしまうことが大事。これで面倒な拭き掃除の手間を減らせるのです。そして、掃除道具を道具入れにいれ1ヵ所にしまい込まずに、目に付きやすく、すぐに手に届くところに置いておきます。汚れたときや、汚れに気がついた時にすぐその場で掃除が出来る状態にして置くと、そのままにしてしまうことも減るのです。目に付く掃除道具が、使って楽しいアイディアグッズや、お気に入りの道具だったら、掃除はいっそう楽しくなりハードルが低くなります。ホームセンターや100円ショップなど自分のお気に入りを探してみましょう。
賢い掃除道具の選び方
各場所に陣取る不要物を処分し段取りを決め効率よく掃除する
- Point 4
実際に掃除を始める前に、部屋の中にある要らない物を処分してしまいましょう。邪魔なものを捨ててしまえばスペースが広がり、無駄な掃除が減るばかりか掃除自体もしやすくなるのです。ゴミをどかしながらの掃除は本当に時間の無駄なのです。掃除にもいろいろな段取りがあります。ホコリ取りは、上から下、洗剤付拭きは下から上など。また、大掃除をするこきはどこから始めてどこで終わるのか動線を考えて効率よく行いましょう。
いつ、どこを、どのくらいキレイにする?掃除頻度の目安
ひとり暮らしの方から、二世帯でいっしょに暮らす大所帯まで、各家庭により暮らし方はさまざま。人数だけでなく、家の広さや環境、それぞれの年齢、ベッドの有無など、ライフスタイルの違いで住まいの汚れ方は違ってきます。なので、ベストな掃除頻度もまちまちなのです。いつも、家中ピカピカ、というのが理想ではありますが、家事の時間を掃除だけに割くわけにもいきません。汚れかたや目につく度合いなどを考慮して、適した頻度を決めておきます。
場所
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リビング | 床の掃除機がかけは3日に1回は行いたい。子供が触りやすい場所はなるべく毎日がベター。 |
キッチン | シンクまわりは、汚れたらその場で水洗いしましょう。洗剤を使っての掃除は週1回でOK |
洗面所 | 使ったあとのから拭きを徹底して水アカやカビ防止。月に1回は全体的な拭き掃除を |
浴室 | 汚れやすい場所なので、毎日の掃除が理想。排水口などは月1回。浴槽などは使用した後にサッと掃除するクセを。 |
トイレ | 小さな子どもや男性は汚しやすいので毎日。それが徹底できれば洗剤での掃除は週1回で十分です |
玄関 | 掃き掃除は最低週1回はしましょう。玄関は家の顔なので、出来るだけマメに掃除を心がけて |
ライスタイルによる汚れかたの違い
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我が家に必要な洗剤は?
スーパーやホームセンターに行くと、最近は本当にいろいろな種類の洗剤がズラリと並んでいます。ほとんどが、レンジ用、台所用など掃除対象別になっているので、「あれもこれも買わなきゃ」と思ってします人も多いかもしれませんが、それを完璧に揃えようとしたら、なかなか大変なものです。洗剤の種類と液性を知って、自分の家で必要な洗剤はどれなのか、チョイスしてみましょう。洗剤には、大きくをけて分類すると、合成洗剤・漂白剤・クレンザー・洗浄剤の4つに分けられます。それぞれの特徴をしってどんなときに、どんな洗剤を使えばいいのか知っておけば、全て揃える必要はありません。
合成洗剤 石油やバーム油などを原料に、界面活性剤とさまざまな成分を合わせて作られます。界面活性剤の働きで汚れを落とします。 |
漂白剤 化学反応を利用して、汚れやシミの色素を分解します。家庭用の漂白剤には、マイルドな酸素系と強い漂白力を持つ塩素系があります。 |
クレンザー 研磨材と界面活性剤を合わせたものでこびりつきの汚れをよく落とします。粉状とクリーム状の2種類があります。 |
洗浄剤 酸やアルカリの化学反応で汚れを落とすと洗剤、油汚れを落とす洗剤。油汚れや排水パイプなどしつこい汚れの場所に最適。 |
洗剤の液性
洗剤には、洗浄力を高めるためにアルカリや酸の成分を加えたものがあります。それぞれ、アルカリ性洗剤、酸性洗剤と呼びます。水素イオンの濃度を示すペーハーの数値で区分わけされています。アルカリ性洗剤は、べっとりとついた油汚れを落とすのが目的です。レンジまわり用で売られていることが多いです。トイレ掃除などや、台所用、洗濯のオシャレ着洗い用に使用される、中性洗剤は一番は穏やかです。そして、水アカや黄ばみ、尿石といったアルカリ性の頑固な汚れをキレイに落としてくれる。